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高畑耕治

Author:高畑耕治
愛のうたの絵ほんは、高畑耕治の詩と詩集の海です。
Profile 高畑耕治 たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪府四條畷市出身、早稲田大学政経学部中退。東京都多摩市在住。
詩集『銀河、ふりしきる』(2016年5月イーフェニックス)
詩集『こころうた こころ絵ほん』(2012年同上)
詩集『さようなら』(1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25)
詩集『愛のうたの絵ほん』(1994年同上)
詩集『愛(かな)』(1993年同上)
詩集『海にゆれる』(1991年土曜美術社)
詩集『死と生の交わり』(1988年批評社)
雑誌「エヴァ」に扉の詩(1996~1997サンマーク出版)を連載。
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試読をどうぞ。(やぁ)『こころうた こころ絵ほん』  愛(かな)

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。

『詩集 こころうた こころ絵ほん』カバー。絵・渡邉裕美。装丁・池乃大。

 ☆ 書店での予約注文はこちらです。
 発売案内『こころうた こころ絵ほん』

 ☆ Amazonでのネット注文はこちらで。
(カバー写真が公開されました。画家の渡邉裕美さんの可憐なパンジーの絵をこの本のタイトルの草花と一緒に、デザイナーの池乃大さんが美しく咲かせてくださいました。ぜひご覧ください。)
 詩集 こころうた こころ絵ほん

☆ 興味はあるけど価格が高いと思われたら、発売日以降に図書館でリクエストされて読んでみてください。もし良いと感じて頂けたら、詩がお好きなみなさまに『こころうた こころ絵ほん』をお伝え頂けますととても嬉しいです。

 『こころうた こころ絵ほんは、九つの章にしました。冷たく事務的なアラビア数字ではなく、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの、です。
 それぞれの章扉には画家の渡邉裕美さんが、詩とこだまする美しい絵を咲かせてくださり、香っています。

 それぞれどんな作品でまとめられているのか、題名だけでは感じとれませんので、各章から、一作品ずつ、立ち読みして頂けるよう、紹介しています。(短い作品を選びます)。

 8回目は、 やぁ   愛(かな) の章から、
愛(かな)  です。

    愛(かな)

考えすぎてるんじゃないかって
言葉をこねくり回し 恥ずかしがってなんにも
言えなかったって
思う そうぼくはただ
伝えたいだけ
きみが
好き

愛(かな)
愛してる

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tag : 詩人 高畑耕治 詩集 こころうた こころ絵ほん

試読をどうぞ。(なな)『こころうた こころ絵ほん』 お祭りのうた

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。

『詩集 こころうた こころ絵ほん』カバー。絵・渡邉裕美。装丁・池乃大。

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 詩集 こころうた こころ絵ほん

☆ 興味はあるけど価格が高いと思われたら、発売日以降に図書館でリクエストされて読んでみてください。もし良いと感じて頂けたら、詩がお好きなみなさまに『こころうた こころ絵ほん』をお伝え頂けますととても嬉しいです。

 『こころうた こころ絵ほんは、九つの章にしました。冷たく事務的なアラビア数字ではなく、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの、です。
 それぞれの章扉には画家の渡邉裕美さんが、詩とこだまする美しい絵を咲かせてくださり、香っています。

 それぞれどんな作品でまとめられているのか、題名だけでは感じとれませんので、各章から、一作品ずつ、立ち読みして頂けるよう、紹介しています。(短い作品を選びます)。

 7回目は、 なな   こころ絵ほん の章から、
お祭りのうた  です。

  こころ絵ほん (ひぃ)    
    お祭りのうた

子亀です
お祭りの日 旅にでます
やんちゃな男の子とぼくきっと

金魚です
お祭りの日 救われます
優しい女の子にわたしきっと 

波のまにまに
こうらうろこも揺れてます
うるゆるうるゆるひかります

ぼく笛の音(ね)です
祭りばやし
たいこの こ ど お
ひぁらひゅるひぁりひゅら
風にひかろ
どこへゆこ?

わたし線香花火です
花 し ぶ き
あかい涙 ほろほろたまり
ふるる るる
ぽとり うっ あっ
落ちちゃった ああ
消えちゃった

笛の ねいき 聞こえてきます
たいこも い び き に
なっ ちゃっ た

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tag : 高畑耕治 詩人 詩歌 詩集 絵ほん うた こころ

試読をどうぞ。(むぅ)『こころうた こころ絵ほん』 河内(かわち)の子どもやってん

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。

『詩集 こころうた こころ絵ほん』カバー。絵・渡邉裕美。装丁・池乃大。

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 詩集 こころうた こころ絵ほん

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 『こころうた こころ絵ほんは、九つの章にしました。冷たく事務的なアラビア数字ではなく、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの、です。
 それぞれの章扉には画家の渡邉裕美さんが、詩とこだまする美しい絵を咲かせてくださり、香っています。

 それぞれどんな作品でまとめられているのか、題名だけでは感じとれませんので、各章から、一作品ずつ、立ち読みして頂けるよう、紹介しています。(短い作品を選びます)。

 6回目は、 むぅ   子どもやってん の章から、
河内(かわち)の子どもやってん  です。

  大阪の子どものうた
    河内(かわち)の子どもやってん

ほんま子どもでしたわ ほんまに

知らんまにふえてもたな
しらがもしわも ぬいてまえ
ほなら 顔はみんな
あの日のまんまやん
かわいい まるい きつい おおさかの
女の子やん
おもろい あほな 友だち思いの おおさかの
男の子やん

くっ なつかしっ

みんな河内(かわち)の子どもやってん

友だちやん
忘れへんでいつも
いつまでも

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tag : 詩人 高畑耕治 詩集 こころうた こころ絵ほん

試読をどうぞ。(いつ)『こころうた こころ絵ほん』 あざらし赤ちゃん、ありがとう

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
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 『こころうた こころ絵ほんは、九つの章にしました。冷たく事務的なアラビア数字ではなく、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの、です。
 それぞれの章扉には画家の渡邉裕美さんが、詩とこだまする美しい絵を咲かせてくださり、香っています。

 それぞれどんな作品でまとめられているのか、題名だけでは感じとれませんので、各章から、一作品ずつ、立ち読みして頂けるよう、紹介しています。(短い作品を選びます)。

 5回目は、 いつ   愛(かな)しい瞳 の章から、
あざらし赤ちゃん、ありがとう  です。


   あざらし赤ちゃん、ありがとう
                 あざらしのあかちゃんに


あざらし赤ちゃん
どうしてそんなにまあるい目なの
つぶらな輝き 星のよう
あざらし赤ちゃん
きみの瞳は 宇宙いろの 澄んだ海
星のひかりが訪れる 海
ぼくも瞳にすい込まれ
星のしずくを浴びるんだ

あざらし赤ちゃん
ちいさなからだで歌ってる
星のひかりは愛(かな)しいしらべ
夜空から 舞いおりてくるささやきだから
きゅっと鳴く きみ
きゅっと鳴る ぼくのこころ
地球の鼓動も きゅって鳴く
おおきなからだで歌ってるんだね
星が好きって ぼくたちと

あざらし赤ちゃん 泣いてるの
ごめんね きみを悲しませたの
まあるい目をした信じるこころ
曇らせたくない 濁らせたくない
愛(いと)しい赤ちゃん でもきみの
こころはとってもやわらかだから
傷つけられても決(けっ)して壊れはしないんだ
きみは星の微笑み
美しい星の夢だから ぼくはきみを
まもりたい

まっしろな世界にねそべる雪だるま
好きだよ赤ちゃん
やすらかな息 感じていたい
まあるいきみがやわらかな
夢につつまれますように
流れ星たち きっと今夜も
きみにそっと くちづけするよ
おやすみ赤ちゃん もう眠ったの
やさしい夢を ありがとう

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tag : 詩人 高畑耕治 詩集 こころうた こころ絵ほん

試読をどうぞ。(よぉ)『こころうた こころ絵ほん』 星のこもりうた

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
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『詩集 こころうた こころ絵ほん』カバー。絵・渡邉裕美。装丁・池乃大。

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 詩集 こころうた こころ絵ほん

☆ 興味はあるけど価格が高いと思われたら、発売日以降に図書館でリクエストされて読んでみてください。もし良いと感じて頂けたら、詩がお好きなみなさまに『こころうた こころ絵ほん』をお伝え頂けますととても嬉しいです。

 『こころうた こころ絵ほんは、九つの章にしました。冷たく事務的なアラビア数字ではなく、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの、です。
 それぞれの章扉には画家の渡邉裕美さんが、詩とこだまする美しい絵を咲かせてくださり、香っています。

 それぞれどんな作品でまとめられているのか、題名だけでは感じとれませんので、各章から、一作品ずつ、立ち読みして頂けるよう、紹介しています。(短い作品を選びます)。

 二回目は、 よぉ   愛と祈りの星魂(ほしだま)の花 の章から、
星のこもりうた  です。


   星のこもりうた

生きものがひとり まぶたを開くと
宇宙にふたつ 星が咲きます
シマウマの 赤ちゃんの瞳に
チーターの 赤ちゃんの瞳に
キリンの  赤ちゃんの瞳に
サイの   赤ちゃんの瞳に
星が宿り 星のこころが瞬きます

生きものがふたり 愛しあうと
星のこころが 歌いだします
星空のもと求めあう
よっつの瞳に愛(かな)しいひかり
星のひかりが灯ります
わたくしたちは星のこども
愛にふるえる星ですと

生きものが いのちを
ほかのいのちに捧げると
燃え尽くした星ひとつ
宇宙の海に ひと滴
小さな祈りの波紋ひびかせ
星のふるさと ひかりの生まれる永遠に
ふたたびひとり 溶けてゆきます


ゾウの愛(かな)しい瞳に宿る星のこころが
わたくしに囁(ささや)き
励ましてくれるのです

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tag : 詩人 高畑耕治 詩集 こころうた こころ絵ほん

試読をどうぞ。(みぃ)『こころうた こころ絵ほん』こころうた(いち)

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。

『詩集 こころうた こころ絵ほん』カバー。絵・渡邉裕美。装丁・池乃大。

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 詩集 こころうた こころ絵ほん

☆ 興味はあるけど価格が高いと思われたら、発売日以降に図書館でリクエストされて読んでみてください。もし良いと感じて頂けたら、詩がお好きなみなさまに『こころうた こころ絵ほん』をお伝え頂けますととても嬉しいです。

 『こころうた こころ絵ほんは、九つの章にしました。冷たく事務的なアラビア数字ではなく、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの、です。
 それぞれの章扉には画家の渡邉裕美さんが、詩とこだまする美しい絵を咲かせてくださり、香っています。

 それぞれどんな作品でまとめられているのか、題名だけでは感じとれませんので、各章から、一作品ずつ、立ち読みして頂けるよう、紹介しています。(短い作品を選びます)。

 3回目は、みぃ こころうた の章から、
こころうた(いち)  です。


   こころうた(いち)

あなたをおもうとあたたかくなる
あなたをおもうとやわらかくなる
あなたをおもうとやさしさにそまり
あなたをおもう
愛に生きたい

あなたのまろやかなきふくにやわらぎ
ゆだねあうゆらめきのまにまに
はだをはだのぬくもりにめぶかせ
ひだをひだのささやきにさかせて
たかまりこみあげあつくあふれでるわたしを
あなたにそそぎたい
みなぎりはりつめふきこぼれるわたしを
あなたにささげたい

やすらぎにつつまれ

ほんとうにうつくしく
いのちすべてにやさしい
えいえんのただしさは
いまこのいっしゅんを
いきつくしたいとねがうふたりの
みつめあうひとみのひかりにしかないと
くらやみにまたたきあうはるかな
ほしのひかりのしずくにしかないと
しんじてふたり
かなたへ

かなしみにうちふるえ
よろこびになりひびいて
愛に生きたい
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tag : 高畑耕治 詩人 詩集 こころうた こころ絵ほん

試読をどうぞ。(ふぅ)『こころうた こころ絵ほん』優しさの花 (ここの)ここにいるよ

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。

『詩集 こころうた こころ絵ほん』カバー。絵・渡邉裕美。装丁・池乃大。

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(カバー写真が公開されました。画家の渡邉裕美さんの可憐なパンジーの絵をこの本のタイトルの草花と一緒に、デザイナーの池乃大さんが美しく咲かせてくださいました。ぜひご覧ください。)
 詩集 こころうた こころ絵ほん

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 『こころうた こころ絵ほんは、九つの章にしました。冷たく事務的なアラビア数字ではなく、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの、です。
 それぞれの章扉には画家の渡邉裕美さんが、詩とこだまする美しい絵を咲かせてくださり、香っています。

 それぞれどんな作品でまとめられているのか、題名だけでは感じとれませんので、各章から、一作品ずつ、立ち読みして頂けるよう、紹介しています。(短い作品を選びます)。

 2回目は、ふぅ 優しさの花 の章から、
優しさの花 (ここの)ここにいるよ  です。


   ここにいるよ


こころのお花は散らないよ

たのいのちたすけようと
いのちなくしたひとがいる

優しさの花
わすれない

いきたくて
いきられなかったひとがいる

悲しみの花
わすれない

おかあさん
ここにいるよ

優しさ いまも
咲いてるよ

ずっといてね
おかあさん


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tag : こころうた こころ絵ほん 詩人 詩集 高畑耕治

カバーの絵が出来ました。『こころうた こころ絵ほん』

 『こころうた こころ絵ほん』のカバー写真が、Amazonの本の予約画面に本日、公開されました。
 画家の渡邉裕美さんの可憐なパンジーの絵をこの本のタイトルの草花と一緒に、デザイナーの池乃大さんが美しく咲かせてくださいました。

『詩集 こころうた こころ絵ほん』カバー。絵・渡邉裕美。装丁・池乃大。

 今回の詩集は編集から装丁まですべて独力で創り上げることも当初考えていましたが、調べ検討していくなかで、(株)イーフェニックス社長の池田智子さんに編集と制作のコーディネイトと流通をお任せするのが、この本にとって一番良いと感じ決めました。
 その池田さんが詩集にこだましてくださる方として画家の渡邉裕美さんに絵を、デザイナーの池乃大さんに装丁をお願いしてくださりました。
 できあがったカバー、表紙絵、章扉の絵は、それぞれがひとりきりの個性ある顔をした作品だと私は思っています。ひと目みて感動しました。やはりプロのお仕事です。
 私は今、最後の校正をしています。本文、詩ではプロでありたいと思います。
 そして、この本を、こころに詩を抱いていらっしゃる方に伝え届ける方法を、池田さんと考え進めています。

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。
 ☆ 書店での予約注文はこちらです。
 発売案内『こころうた こころ絵ほん』
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 詩集 こころうた こころ絵ほん
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tag : 高畑耕治 詩人 詩集 こころうた こころ絵ほん

試読をどうぞ。(ひぃ)『こころうた こころ絵ほん』あいのうた(た) うた

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。
『詩集 こころうた こころ絵ほん』カバー。絵・渡邉裕美。装丁・池乃大。

 ☆ 書店での予約注文はこちらです。
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(カバー写真が公開されました。画家の渡邉裕美さんの可憐なパンジーの絵をこの本のタイトルの草花と一緒に、デザイナーの池乃大さんが美しく咲かせてくださいました。ぜひご覧ください。)
 詩集 こころうた こころ絵ほん

☆ 興味はあるけど価格が高いと思われたら、発売日以降に図書館でリクエストされて読んでみてください。もし良いと感じて頂けたら、詩がお好きなみなさまに『こころうた こころ絵ほん』をお伝え頂けますととても嬉しいです。

 『こころうた こころ絵ほんは、九つの章にしました。冷たく事務的なアラビア数字ではなく、ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの、です。
 それぞれの章扉には画家の渡邉裕美さんが、詩とこだまする美しい絵を咲かせてくださり、香っています。

 それぞれどんな作品でまとめられているのか、題名だけでは感じとれませんので、各章から、一作品ずつ、立ち読みして頂けるよう、今日から紹介していきます。(短い作品を選びます)。

 初回の今回は、ひぃ あいのうた の章から、
あいのうた(た) うた  です。

   うた

あお空にぽっかり浮かんだ白い雲の笑顔で
道ばたでそっと揺らめくちっちゃな花のしぐさで
うたをうたいたい

わたあめのような雲がこころに浮かんだら
花びらがほっともらす息に気づけたら
きっと うたが生まれる

ふっと息を吹きこんで
微笑む雲のおかしなかたちを
こころに

そっとねがいでつつんで
小さな花のかすかなしぐさを
思いに

優しいから疲れてしまうひとに
ほかのひとの悲しみもこころに抱かかえてしまうひとに
そんなあなたが好きだって
くちづける 風の 
見えないけれどそばにいる 愛する気持ちを
伝えたい
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tag : こころうた こころ絵ほん 詩人 詩集 高畑耕治

大道芸人に負けずに。詩の出版を想う(三)

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。
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 詩集 こころうた こころ絵ほん

 詩を本として伝えることについて、前回に続き考えます。
 今出版されている詩集は、ほとんど書店には並ばず売れないため、詩人が発行部数の多くを買い取り、読んでもらうために詩人宛に謹呈しています。私もこれまでの詩集ではそのようにしましたし、自分の作品を理解してくださる方との出会いをつかむための一つの方法です。

 一方で、詩の良い読者でもある詩人同士の間で無償で送りあってしまう特異な文化が、詩をより売れなく存在すら社会的に見えなくしている一因ではないかと考えたりもします。
 この方法は既に詩人と認知されている閉ざされた集団でのやりとりで完結してしまうので、詩を書かないひとに伝えることはできません。謹呈される詩人は集中してしまう傾向もあって、大切な詩集が読まれないまま埋もれてしまう悲しい側面もあるのではないでしょうか。
 私は詩を読むことも好きですので、贈ってくださった詩集によって感じとれた心の思いを返信しています。でも5冊目の詩集を出した直後に集中して送って頂いた詩集には、精神的経済的な困難が重なったこともあり、読めないまま転居の際に手放してしまいました(現代詩歌文学館にすべて寄贈しました)。

 詩を書く方に限らずに、出版をお知らせして、買ってでも読みたいと思ってくださる方に届ける、それが創作活動を続けるための理想です。でも書籍流通の現状では、詩書が書店に置かれ売れる可能性は限りなく乏しい状況です。
 図書館に購入して頂くことで、未知の読者、初めて詩に触れる読者と出会う可能性を広げることがもう少しできればよいとも思います。私も入手できない詩書は、図書館でリスエストして読んでいます。

 創作活動を続けるために買ってくださいとお願いするのは恥ずかしいことではないし、書き手のプロとしての自覚をたかめるめにもよいことではないでしょうか? プロは懸命に営業努力をして自らの作品の良さを売り込みます。
 私は大道芸の人たちに学びたいとも思っています。彼らは個性的な芸を工夫して作り、練習して磨き、頑張って演じた後、続けていくためのカンパをつのります。心の言葉を作品に込める私も同じです。子育てしながら、良い詩を書き続けたいと考えています。

☆ 私の新しい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は予約注文できますので、ぜひ書店でお求めください。
☆ 書店に行かれるお時間がない方は、インターネットのAmazonでも予約注文頂けます。
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 がんばり続けます。応援して頂けますととても嬉しいです。よろしくお願い致します。
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詩心を伝えるために。詩の出版を想う(二)

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。
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 詩集 こころうた こころ絵ほん

 詩を本として伝えることについて、前回に続き考えます。
 詩心ゆたかな若い詩人たちの多くは、インターネットを使って、ブログなどで様ざまな詩を発信しています。とても良いことだと思います。私もこの方法を、創作意欲を絶やさないための方法として続けています。だから詩友です。(詩団体に所属していることや学歴と、良い詩人であるかどうか、良い詩を書いているかどうかは、関係ないことだし、逆に相反するのでは、と私は考えています。)

 創りだし完成させた詩作品を、本のかたちで、伝えたいと考えるとき、今の私もそうですが、既存の詩書の出版社から高額の費用を工面して出すことが難しい場合に、他にどのような方法で実現できるか?

 ひとつには、自分が出版社となり出版することです。田川紀久雄さん漉林書房から『鎮魂歌』をはじめとする多くの良い詩集を出版され続けています。今年2月20日に最新詩集『神話の崩壊』を出版されます。その情熱と意志と実行力を、私は心から尊敬します。
 紫野京子さん月草舎から美しい魂の詩書を出版されていて、とても尊敬します。簡単に誰でもできることではありません。
 もうひとつの方法は、自分が書いてきた詩誌などの詩を大切にする理解者のいる出版社から出すこと。詩友の山下佳恵さんは潮流詩派に十数年書き続けた詩作品を、故村田正夫さん主催の潮流出版社からの詩集『四つ葉のクローバー』として昨年結実されました。心が自然に優しくあたたかくなる、とても良い詩集です。

 さらには、自分が直接印刷所と交渉して用意できる費用で本を作り上げることです。若い詩人の吉川千穂さんは第二詩集『烈風』をこの方法で出版されました。とても素晴らしいことです。瀟洒な、心に響く良い詩が輝いている詩集です。

 わたしもこのような方々の情熱と方法に学び試行錯誤しながら、新しい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』を出版します。必ず美しい良い本にします。ぜひお読み頂きたいと思います。
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tag : 高畑耕治 詩人 詩集 こころうた こころ絵ほん

美しい詩集とは? 詩書の出版に想う(一)

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。
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 詩集 こころうた こころ絵ほん

 今回の本は並製でシンプルな装丁にして、ただし美しく、書籍としての強さをもつものにします。通常の詩集のつくりですと3冊分の充実した内容です。

 書店に詩書がほとんど置かれず売れない現状で、出版社を維持するための必要経費は当然必要です。著名な詩書の出版社から詩集を刊行する場合、たとえ企画出版であっても、数十万円から百万円台の資金用意が必要になります。この金額は、裕福な方、自分のために稼ぎを注ぎ込める方をのぞいて、庶民にとってたいへん重いものです。 私は現在、普通に子育てをしている庶民であり、毎月キツキツのやりくりをしていて、まとまったお金はとても用意できません。
 詩と詩集には強い思い入れがあり私のすべてでもあったので、独身時代には借金を繰り返し5冊の出版で自己破産寸前の危機にも直面しました。新しい企画への参加ご提案も頂きましたが、資金面から断念してきた苦い思いがあります。
 中学時代の国語の先生に、詩人であることと、家庭人であることの、両方を追うようでは駄目だ、とのお言葉を頂いたことがあります。その言葉をなぞるかのように極端から極端に私はこれまで生きましたが、今はそうではないんだと考えています。

 詩を金持ちだけの道楽や、偏向した流派の宣伝道具に貶めてはいけない。庶民だからといって生活を犠牲にせずに、子どもを大切に育てながら、共に成長しながら同時に、良い詩の本を出版する方法はいくらでもあるはず。なければ自分で新しい方法を作ればいい。詩人であるなら、詩を愛し、伝えたいなら、資金は少なくても、必ず実現する方法はある、そう考えています。

 新しい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は、私の十七年間の詩心と少しばかり成長した人間味を注いで、必ず美しい良い本にします。お読み頂けると嬉しく思います。
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tag : 高畑耕治 詩人 詩集 こころうた こころ絵ほん

画家のゆり呼さんの個展のお知らせ。『こころうた こころ絵ほん』

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。
 A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。
 ☆ 書店での予約注文はこちらです。
 発売案内『こころうた こころ絵ほん』
 ☆ Amazonでのネット注文はこちらで。
 詩集 こころうた こころ絵ほん

 嬉しいお知らせです。画家のゆり呼さんの、個展の開催が決まりました。
 『こころうた こころ絵ほん』の発売に合わせて3月より約1ヶ月、東京・中目黒のcafe sunsに、三点の絵画を展示されます。ゆり呼さんの絵を想うと、きっと心やすらぐ良い空間が生まれると思います。ぜひいらしてください。

 ゆり呼さんは、『こころうた こころ絵ほん』のカバーに優しく美しいうす紫の香るパンジーの絵を、
 表紙には虹と花をイメージしたやわらかな曲線の優しい絵を、
 九つの章扉には感性のひかり揺れうごくスケッチを、
詩情をみずみずしくふくみこんだ繊細な感性で描いてしてくださいました。
 画家の個性かがやく作品を、詩と木魂(こだま)させてくださり、とても嬉しく思っています。

 個展のカフェのどこかにこの本も咲かせてくださるそうです。
 お越しいただいて、ゆり呼さんの美しい絵をぜひご覧ください。本も見つけてくだされば嬉しいです。
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tag : 画家 ゆり呼 高畑耕治 詩人 詩集 こころうた こころ絵ほん

発売案内 『こころうた こころ絵ほん』、本屋さんでもご予約できます。

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売されます。A5判並製、192頁、定価2100円(消費税込)、好評予約受付中です。

 本屋さんでお求めくださる際には、次の「発売案内」を印刷しご持参して頂くと、簡単に予約注文ができます。
(私のHPのTOP頁にも載せています)。
 
 発売案内『こころうた こころ絵ほん』
 
 このご案内のしおりは、この本の表情が、ほっと伝わる紹介になっています。
 デザイナーのゆり呼さんが描いてくださった、美しいパンジーの花
うす紫の彩りと香りを優しく添えてくれています。

 わたしの言葉もそばに咲かせました。

  詩って、なんだろ?
  ほんとはね、昔も今も  変わらない、
  こころいっぱいひろがってる、
  うただよ、絵ほんだよ。
  微笑みと涙に、こころ揺れるひとだから、
  愛に生きたいって、うたうんだ。

  詩人・高畑耕治の優しく愛(かな)しい、
  愛のうた、ことば色の絵ほん。


 お読み頂けましたら、とても嬉しいです。


 ☆ Amazonでのネット注文はこちらです。
 詩集 こころうた こころ絵ほん
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tag : 高畑耕治 詩人 詩集 こころうた こころ絵ほん

崎本恵の言葉。『こころうた こころ絵ほん』に寄せて。

 新しい詩とうたの本『こころうた こころ絵ほん』2012年3月11日発売。
 A5版並製192頁。好評予約受付中です。
 全国書店での注文。Amazonのネット注文。出版社イーフェニックスへの直接Fax(046-293-0109)。
 いづれの方法でも予約して頂けますと、発売日にお届けできます。
 詩集 こころうた こころ絵ほん

 前回書きましたように、この本には敬愛する作家・詩人の崎本恵(神谷恵)さんにお言葉を寄せて頂きました。お願いをご了承頂いたにも関わらず、私が新しい作品も追加するうちにページ数がいっぱいになってしまい、結果崎本さんがお言葉を簡潔にまとめてくださいました。詩集にはそちらを掲載させて頂きますが、ページ数にこだわらずに書いてくださった原文を、今回ご紹介させていただきます。ご了承をとても嬉しく思います。

以下は『こころうた こころ絵ほん』にかけてくださった崎本さんの言葉、原文です。


「高畑耕治の本質を質してみようかと……」 崎本恵

 これから書くのは、この詩集の解説ではない。著者の要望により「勝手気ままに思っていることを書いて」みようと思う。
 私は現代詩作家じゃないから……、と高畑耕治は遠慮がちにいう。過去に五冊の詩集を著し、雑誌「エヴァ」に扉詩(1996~1997サンマーク出版)を連載していた詩人が、「私は現代詩作家じゃない」という。ちなみに、詩集『海にゆれる』(1991年土曜美術社出版販売)の解説は中村不二夫で、詩集『さようなら』(1995年同上・21世紀詩人叢書25)の解説を書いたのはあの磯村英樹である。無名の、こつこつと書いている詩人たちが聞いたら卒倒しそうなほどのキャリアと交友歴があるがあるにもかかわらず、高畑が現代詩作家と呼ばれることを拒むのはなぜなのか。それはたぶん、韻文のなかで「詩」だけに「現代」という冠詞がついているせいかもしれない。現代短歌や現代俳句という表現がないわけではないが、短歌はあくまでも短歌であり俳句はあくまでも俳句である。なのに、なぜ詩だけが「現代」でなければならないのか。そこには高畑ならではのこだわりがありそうである。
 高畑耕治は私と同年代である。いや、かなり若いか(そこのところは友よ許せ)。それでいて、もう二十年以上も友人としてつきあってくれている。途中お互いに書かない時期があり、やりとりも中断してしまったが、お互いの作品について純粋に語り合い批評し合い、愚痴をいいあえる(傷をなめ合うという意味ではない)私の数少ない友人である。
 彼を初めて見つけたのは(たぶんこの表現がいちばんぴったりとくる)、「おやすみなさい」という作品を読んだときである。

 風たちぬ、いざ生きめやも。読むのは途中でやめたけれど/生きめやも/へんてこりんなこの響きなぜか/忘れられず/わたし好きでした/息むってことば知っていますか?/生きるじゃないよ/わたし知らなかった
 で始まる詩である。父親の名を明かせない子を産もうとする女性のまさにその瞬間を描いている作品はこう結ばれる。生きることはなんだかわたしには/くるしいことみたいだけど/うまくいくことないけど/あのひととすごしたくるしい時間/この子を産んだあのとき/わたし/しあわせでした//この子の名は/ゆらら/へんてこりんな響き/好きだけど/この子にはめいわくかな?/月のひかりと波のこども/ゆらら/もうおやすみ /ね/泣きつかれたら/やすめやも/明日めざめたら/もいちどゆっくり/息めやも (詩集『愛のうたの絵ほん』 収蔵)。

 彼がこの詩を書いていた頃、私も「息」という詩を書いている。紙面の都合上紹介することはできないが、表現方法は違っていてもそのモチーフがとてもよく似ていた。生きること、息をすること。それはひととして生きる最低限のしあわせのかたち。私はこころのどこかに「もうひとりの私」を見つけたような感動を覚えていた。高畑も私の詩集「てがみ」をよく評価してくれた。ちなみに、私の「てがみ」も「現代詩」と呼んでくれたひとはほとんどいない。高畑に比べ、私の成熟度はかなり遅かったようだ。その後しばらく交流が続いたが、彼は詩を書かなくなり私は小説だけに専念するようになった。そうしてしばらく時が過ぎ、彼はまた積極的に詩を書くようになった。今回詩集『こころうた こころ絵ほん』をまとめ上げたが、相変わらず「私は現代詩作家じゃない」とはにかみながらいい続けているところが彼らしい。

 少し脱線するが、あるビルのエントランスで作家の福島次郎とばったり遭ったことがある。私たちはありきたりな雑談を始めた。私は訊いた。「福島さんは私小説作家って呼ばれることを是としてます?」「私小説の定義を言ってみろ」「自らの考え、生活を一分一厘も歪めることもなく写し、それを手がかりとして自分にも解らなかった自己を他と識別する完全な独言、他人の同感を得ないもの。もうひとつは、材料だけ自分の生活を用い嘘を加えて組み立て、他人に同意を求める小説」「誰だそんなこと言ったのは」「藤枝静男さんだったか、たしか『空気頭』かなんかで書いてませんでしたっけ」「ああ……」。福島さんは少し考え「定義なんかどうでもいいんだ。虚もあれば実もある。ようは書かないではおれないもの、内に秘めておくには耐えられない、そうして生まれて来る言葉を綴るだけ、それだけだ。他人がどう呼ぼうが勝手だが、そういう意味ではぼくは私小説作家じゃないな」「旧約聖書のエレミヤみたいですね。『主の言葉がわたしの心にあって、燃える火の、わが骨のうちに閉じ込められいるようで、それを押さえるのに疲れ果ててて、耐えることができません』みたいな」「そんな高尚なもんじゃないけど、まあな」とここで福島さんゆかりの作家たちがなだれ込んできて三島由紀夫の話しになった。私は黙ってその場を後にした。
 私小説があるのなら、現代私詩もあるのかもしれない。ならば、高畑は現代私詩作家だろうか? ここのところは直接問いただしていないのでなんとも言いがたいが、福島さんの応えた内容に限りなく近いことを彼はいいそうである。彼のブログから拝借すれば、こういうことになる。

 詩の語彙を豊かにする努力、取り組みは、詩を書く上で大切だが、生きた詩の言葉は、伝えずにはいられない思い、織り込められるねがいの、強さ、やわらかさ、温度と、心のリズムの表れなので、生まれてくる顔かたちは、その思い、ねがいのままに、赤ん坊ひとりひとりのように、異なってくる。祈りと叫びの詩は自然に、透明度の高い、抽象度の高い、透明な硬質な光の姿で。まっすぐな柔らかいな思いの詩は、語りかける人の生の声に近いぬくもりで包みこむような響きとなって現れる。思い、願い、意味を伝えたい、そのためにいちばんわかりやすい言葉を選ぶ詩人に私(高畑)は共感する。
 言葉の象牙の塔をこねくりあげて、一般の読者にはわからないだろうと仲間うちで持ち上げあう人間の知的な言葉の書き連ねを、私(高畑)は詩とは思わない。万葉集にも「無心所着歌」などの言葉遊びがあったし、いつの時代にもあった。だが、どれもつまらない。童謡や童話の言葉の良さを感じとれる心と、その良さにに近づきたいと思う謙虚さがない人間には、他人の心に響く詩は所詮生まれてこない。
 詩は、祈り、ねがい、人を愛する思いで、ひとりの人としての切実な思いだからこそ、他のひとりの人の心になぜか伝わるものとだけ信じ、詩はそこにしかない。多数者の多数者への言葉に詩はない、ぼくら、我ら、国民のみなさん、といった言葉には嘘を感じてしまう。
 書かずには、伝えずにはいられない思いを織り込めうたうという、一番大切なものを見失わなければ、詩は生まれてくる。それ以外のこと、表現方法や形式は、努力し工夫すればより良くできる二次的なもの。読者の好き嫌いはどうにもできないのだから、作者は個性のありよう、心のひろがり、思いの幅を、窮屈に狭めずに、伝えたい、伝えずにいられない思い、生まれでてこようとする姿を生かすことが大切である。


 かなりはしょってしまつたが、実にわかりやすい。「やさしい手をおいてくれる」「看護婦の乙女が詩」、「詩を思ふと、烈しい人間のなやみとそのよろこびとを」感じ、「人情のいぢらしさに自然に涙ぐましくなる」と書いた萩原朔太郎そのものである。
 彼のブログからかなり引用してしまったので、ついでに「ブログ 愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想 」(http://ainoutanoehon.blog136.fc2.com/)も少し紹介しておこうと思う。「松岡正剛の千夜千冊」(http://1000ya.isis.ne.jp/file_path/table_list.html#table1)の愛読者であった私は、他にも似たような解説をしてくれるブログを探していた。なんということはない。松岡さんとは似て非なる切り口だが、私のすぐ側にいたのである。高畑耕治が。彼の詩があまりにも分かりやすいので誤解されがちだが、高畑も博覧強記な人間である。万葉集・源氏物語・定家・俊成・式子内親王・正徹・梁塵秘抄・室町小唄・本居宣長・アイヌ神謡・峠三吉・原民喜・森栄介・朔太郎……。西洋文学では、ヘルダーリン・ボードレール・ヴェルレーヌ・ノヴァーリス・マラルメ・ダンテ・ツェラン・ザックス・ケプラー・ポー・ルクテウス……。数え上げれば切りがない。浅学な私は高畑に教わってばかりだ。作家でも詩人でもそうだが、古今東西の名著を読まない人間はまともな物書きにはなれない。そして、書かない者は詩人でも作家でもない。高畑にとっては福島さんと同じで、どう呼ばれようがもうどうでもいいだろうと思う。最後に、この詩集の中から、高畑耕治の一番書きたかったであろう詩を紹介して終わりたい。

 星の愛 星の祈り

傷つけられた生きものたちの悲しみは
消えない
傷つけた記憶の濁りは
消せない
枯らした樹木 隠れた木霊(こだま)こだま木霊
殺された生きものたちとの大切な
交わりの記憶 失われてゆくぬくもりに
こころを痛めたかけがえのない 時

この星にたまりこんだ悲しみは
張りつめ張り裂けるまで膨らんでしまったから
この星にあまりに願いをかけすぎたから
星の苦しみ
星の痛みを感じとりたい

揺れている星の涙をみつめて
濁ったわたしをあらい流したい
死んでしまった生きものたちを抱き
悲しみ苦しんでいる生きものたちをあたため
宇宙へ祈りつづけている
美しい星
愛(かな)かな愛しい星の滴に溶け
失われた愛の森へこぼれ落ちたい

もう一度
星のこころが語りかけてくれますように
星の愛 星の祈りを聴きとれますように
死んだ生きものたちと交わりあえるひかり
この星の涙から微笑みが
悲しみから愛が香りだしますように

星のこころにつつまれ
祈り 愛したい
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魂と祈りの作家・崎本恵。『こころうた こころ絵ほん』にお言葉頂きます。

 新しい詩とうたの本『こころうた こころ絵ほん』2012年3月11日発売。
 A5版並製192頁。好評予約受付中です。
 全国書店での注文。Amazonのネット注文。出版社イーフェニックスへの直接Fax(046-293-0109)。
 いづれの方法でも予約して頂けますと、発売日にお届けできます。
 詩集 こころうた こころ絵ほん

 今回は、この本にお言葉を寄せてくださいました作家・詩人の崎本恵(神谷恵)さんをご紹介します。
 崎本さんは、熊本県生まれ、これまでの執筆生活を代表する著作に、詩集『てがみ』(1993年、本多企画)、小説『家郷』(2002年、新風舎)があります。
 著作のほかに地方紙などにも作品を発表し続けられ、2008年から個人文芸誌『糾う(あざなう)』を発行、小説を中心に執筆していらっしゃいます。
 崎本さんの作品の主題は、いのち、人間が生きることへの問いです。闘病生活や介護経験の歳月から生まれでた彼女の言葉には、魂を搾り出すような、心の奥底からの、切実で真摯な、キリスト者としての祈りが響いています。
 その言葉は美しいけれど冷たいものではなく、社会的に弱い立場に置かれているひとへの、優しいまなざし、励ましとなる温かさが、必ず込められています。
 作品の人間と社会を凝視する言葉は、残酷さ、醜さ、痛み、罪、苦しみ、悲しみも、厳しく描かれていますが、生命を生きることそのままのように、作品の時間を歩んでいき辿り着く先には、必ず、ひかり、いのり、本当に美しいといえるもの、の姿が、求めずにはいられない指先がのびてゆく向こうに、ふるえ浮かびあがっていると感じることができる、素晴らしい作品です。

 もう十数年前になりますが、私が初めて出会えた崎本さんの作品は、神谷恵のペンネームで出された詩集『てがみ』です。読んで感動しました。同時にこんなに心打たれるいい詩集があまり知られていないのはおかしいと、詩が置かれている状況に憤りに近い思いを抱きました。だからいつか必ず、この詩人、この詩集が本当に良いことを、詩を本当に愛し大切にしている人たちに伝えようと思いました。その後私自身の彷徨いから、その思いを実現できない歳月を過ごしてしまいました。
 何とか私自身が詩人としての誇りと魂を取り戻し、新しい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』を出版するところまで来て、その本にお言葉を寄せて頂くと同時に、今こうして崎本さんのことを書き伝えられることを心から嬉しく感じます。

 闘病に苦しまれながら懸命に発行されている個人文芸誌『糾(あざな)う』には、小説の本当のすごさ、素晴らしさを感じることができる作品が発表されています。彼女の小説を読むと、詩人の私が詩を書くことでできること、小説でこそ深くできることについて、教えられ強く意識づけられます。
 私が青年時代に太宰治の『トカトントン』や『斜陽』に心揺り動かされたのと同じ深さの感動を、今崎本さんが書き伝えてくださっています。
 私は『糾(あざな)う』2号で発表された『天上に吹く風』という小説がいちばん好きです。読みながら涙が流れます。戦争の加害者としての側面を直視した『時の疼(いた)み』や、いのち、人間の生と死のあわいと時を深く描ききった『泥の、記憶』など、様ざまな視点、手法、テーマでの優れた小説を生み出し続けていらっしゃいます。
 崎本さんの作品がひとりでも多くに方の心に届くことを、私は願ってやみません。

 後日別の機会に崎本さんの詩集『てがみ』をとりあげ、詩について掘り下げて考えたいと思っています。

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tag : 詩人 高畑耕治 崎本恵 こころうた こころ絵ほん

イーフェニックス本の手作り現場から。『こころうた こころ絵ほん』出版します。

 新しい詩とうたの本『こころうた こころ絵ほん』2012年3月11日発売。
 A5版並製192頁。好評予約受付中です。
 全国書店での注文。Amazonのネット注文。出版社イーフェニックスへの直接Fax(046-293-0109)。
 いづれの方法でも予約して頂けますと、発売日にお届けできます。
 詩集 こころうた こころ絵ほん

 今回は、出版を引き受けてくださった(株)イーフェニックスと社長の池田智子さんをご紹介します。同社は池田さんのお嬢さんが大好きな小鳥たちの本を出版をしようとする情熱から立ち上げられたとのことです。素晴らしいことだと思います。
 私も詩集を創ることに情熱をもっています。『こころうた こころ絵ほん』を良い本にしたいと思います。
 また池田さんは本をかたちにして放りだすのではなく、伝えていくためには著者自身の地道な努力を必要だと考えられていて、私は共感を覚えます。大切な本を読んでくださる方へ大切に手渡す努力をしたいと私は考えています。

 イーフェニックスでの本の手作りについての奮闘記を池田さんは『3級出版社運営日記』で綴られていらっしゃいます。
 私の新しい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』についても、2月3日の最初のお打ち合わせの様子から、編集、印刷所とのやりとりまで、本をかたちにしていくための様ざまな手作り過程を書いてくださっています。
 本作りに関心をお持ちの方、本が好きな方は、手作り過程をのぞいてみてください。できあがった本により親しみを感じながら、ご自分の本として手にとって頂けると思います。

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tag : 詩人 高畑耕治 詩集 こころうた こころ絵ほん

デザイナーゆり呼さんがブログで紹介してくださいました。『こころうた こころ絵ほん』

 新しい詩とうたの本『こころうた こころ絵ほん』2012年3月11日発売。
 A5版並製192頁。好評予約受付中です。
 全国書店での注文。Amazonのネット注文。出版社イーフェニックスへの直接Fax(046-293-0109)。
 いづれの方法でも予約して頂けますと、発売日にお届けできます。
 詩集 こころうた こころ絵ほん

 この本の装丁をしてくださる画家で詩人の、ゆり呼さんがご自身のブログで紹介してくださいました。
 ほっと癒される光の絵画 感謝と祈りの詩と薔薇とアートコレクション

 装丁は作品だと想っています。本にいのちを吹き込んでくれます。どんな表情で生れてくれるか、とても楽しみにしています。
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『こころうた こころ絵ほん』好評予約受付中です

 新しい詩とうたの本 『こころうた こころ絵ほん』2012年3月11日発売は、好評予約受付中です。

 全9章収録作品総数63篇、192頁A5版並製、定価2100円(消費税込)と充実した内容の詩歌集です。

 全国書店での注文。Amazonのネット注文。出版社イーフェニックスへの直接Fax注文(046-293-0109)。
いづれかをご利用ください。予約頂けますと発売日にお届けできます。

 詩集 こころうた こころ絵ほん

 またお近くの図書館でリクエストして頂くこともできます。

 私の作品を本として手に取り読みたいと感じてくださる方は、ぜひよろしくお願い致します。
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tag : 詩人 詩集 高畑耕治 こころうた こころ絵ほん

詩想の紹介。『こころうた こころ絵ほん』を出版します。

 新しい詩とうたの本『こころうた こころ絵ほん』2012年3月11日発売。
 A5版並製192頁。好評予約受付中です。
 全国書店での注文。Amazonのネット注文。出版社イーフェニックスへの直接Fax(046-293-0109)。
 いづれの方法でも予約して頂けますと、発売日にお届けできます。
 詩集 こころうた こころ絵ほん

 今回はこの本の冒頭の序として短く記しました文「詩想」をご紹介します。私がこの本に込めた想いを述べています。
 こころに歌いかけてくれるのは作品たちですが、彼らの自己紹介です。

 お読み頂いて木魂(こだま)をお心に感じて頂ける方なら、この本はその方ご自身の歌にもうなっているのだと私は思っております。作品たちの歌声を、聴きとって頂けたら、とても嬉しく思います。

 ♪ 『こころうた こころ絵ほん』 ♪

  詩想 

 詩歌は心の感動です。心温かくなる歌、心優しくなる絵本です。「現代」などという狭い驕りの枠では捉えられない心のふれあい、時代を越えて失われない心と心の木魂です。伝えずにはいられない思いは、感受性にみずみずしく溶けあいます。死んでしまった人とさえ響きあえます。
 詩歌は歌謡と交わり流れ続けます。歌謡は軽やかに言葉をリズムと旋律、音楽にのせて心を強く揺り動かしてくれるから、歌が嫌いな人はあまりいません。
 詩歌の音楽はもっと静かです。心を、愛と喜びと悲しみと祈りを、そっと伝える歌です。喜びも愛しさも欲望も、悲しみも苦しみも虚しさも絶望も夢も渇望も希求も、捨てることはできません。みんな偽りない心の歌だからです。幼さもあどけなさも憧れも、愛欲と孤独と虚しさも、日々の出来事や小さな発見の楽しさも微笑みも笑いも、労働に縛られる疲労も失業の不安と苦痛も、からだの不自由さを見つめる思いも、老いの死へのおののきも闘病の哀しみも、戦争の消えない傷と絶望も、震災の苦しみ、愛するひとを突然奪われたやりばのない悲しみも、かけがえのない生命の、心の歌です。心は限りなく汲みつくせない豊かな泉だから、詩歌が枯れることは決してありません。心のふるえのままの言葉の旋律、愛しみの歌が、優しい心の人が生きてゆくための鼓動となりますように。

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収録作品の紹介。『こころうた こころ絵ほん』を出版します。

 新しい詩とうたの本『こころうた こころ絵ほん』2012年3月11日発売。
 A5版並製192頁。好評予約受付中です。
 全国書店での注文。Amazonのネット注文。出版社イーフェニックスへの直接Fax(046-293-0109)。
 いづれの方法でも予約して頂けますと、発売日にお届けできます。
  詩集 こころうた こころ絵ほん

 今回は録作品と構成をご紹介します。
 私は詩の本は、一冊全体を作品として創りたいと考えています。既刊詩集もそのように創ってきました。プロローグがあり、作品の海への入り口があり、様ざまな絵模様、風景の展開を散策し、転調があり、クライマックスがあり、エピローグでフェイドアウトし、心の波紋だけが響き続ける。そのような作品を理想に想い、努力しています。

 『こころうた こころ絵ほん』の冒頭に、短い詩想を記しました。私の詩についての考えです。(次回ご紹介します)。
 本の最後には、敬愛する作家・詩人の崎本恵様(神谷恵様)から、この本に寄せるお言葉を頂ける予定です。

 作品構成は、九つの章(ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ、いつ、むぅ、なな、やぁ、ここの)にしました。
全部で63の作品がひとつひとつちがう表情で歌っています。それぞれの章のタイトルと、収録されている詩をご紹介します。
手に取り、聴きとって頂けたら、とても嬉しく思います。

♪ 『こころうた こころ絵ほん』内容 ♪

詩想
 
ひぃ  あいのうた
  (あ) おおきくなったら
  (い) あおく とおく
  (の) 風に
  (う) あなたはきっと
  (た) うた

ふぅ  優しさの花
  (ひぃ) ここにいて
  (ふぅ) 芽吹いたよ
  (みぃ) お花は咲いたよ
  (よぉ) さえずる小鳥なんの鳥
  (いつ) 星のお花
  (むぅ) もみじの赤ちゃん
  (なな) うぐいすが好き
  (やぁ) こころ花
  (ここの)ここにいるよ

みぃ  こころうた
  こころうた(いち)
  こころうた(に)
  こころうた(さん)

よぉ  愛と祈りの星魂(ほしだま)の花
  星の愛 星の祈り
  星のささやき
  星魂(ほしだま)の花
  星のこもりうた
  あどけない星魂(ほしだま)のはなし

いつ  愛(かな)しい瞳
  愛(かな)しい瞳
  星の海辺の小さな森で
  月の光が囁く夜に
  あざらし赤ちゃん、ありがとう
  地平線へ、歌を探して
  星の乳房をくちびるに
  どこからきたの? どこへゆくの?
  みつめているよ、いつまでも
  むかし、美しい森に
  星の海 イルカの愛
  こころいっぱい からだいっぱい
  花はどこに いったの?
  愛(かな)しい瞳

むぅ  子どもやってん
  大阪の子どものうた
       河内(かわち)の子どもやってん
       涙の補欠
  りすの木の実
  くりのまり こねこのまり
  てるてるぼうずの四季

なな  こころ絵ほん
  (ひぃ) お祭りのうた
  (ふぅ) おんぷと虹と星のうた
  (みぃ) たんぽぼ道草わたぼうし
  (よぉ) 天の川、愛のうた
  (いつ) おがわのこども
  (むぅ) 秋色、絵の具
  (なな) さくらコスモス
  (やぁ) 微笑みふっくら お月さま
  (ここの)さくらゆき ゆめだるま

やぁ  愛(かな)
   愛(かな)
   生まれた日から
   おへその お
   ドライフラワーの香り
   はじめて愛したあのひとは
   泣き虫が好き
   愛(かな)

ここの  こころを込めて
  おばあちゃんの微笑み
   なみだ
   さがしています
   記憶の肌着
   さようならこんにちは
   こころを込めて
   星のうた

  詩集に寄せる言葉  崎本恵

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こどもの詩に学べる詩心。佐相憲一『21世紀の詩想の港』(二)

 新しい詩とうたの本『こころうた こころ絵ほん』2012年3月11日発売。
 A5版並製192頁。好評予約受付中です。
 全国書店での注文。Amazonのネット注文。出版社イーフェニックスへの直接Fax(046-293-0109)。
 いづれの方法でも予約して頂けますと、発売日にお届けできます。
 詩集 こころうた こころ絵ほん

 前回に続き、私がこの本を通して作品で伝えたいと願っていることと木魂しあう詩想が書き記されている、試論集をみつめ、私の詩想を共鳴させます。
 詩書の出版社コールサック社で精力的に編集、批評、詩活動をされている詩人、佐相憲一さんの詩論集『21世紀の詩想の港』(2011年12月、コールサック社、2000円)です。

 今回は彼の批評の良質性と、詩の本質を捉えている詩人であることがよくわかる、より具体的な三点について記します。

2. 詩人の個性を多面的に感じとる
 佐相さんのゆたかな共感力は、個性をみつめる際にも表われていることが、「21世紀に生きる今野大力」を読むとよくわかります。この批評で彼は、今野大力の現代的魅力として、「社会派でありつつもっているハート、抒情性」、「民族を越えた国際的な連帯の目」、「権力に立ち向かう働く人の立場」、「表現の独自性とユーモア」を、それぞれ作品を通して慈しみ味わいつつ挙げています。詩人の心はゆたかな多様な表情をもっていることを、深く理解した優れた批評だと考えます。

3.こどもの詩に学ぶ
 佐相さんは、原発事故後に「詩誌評⑫ いつもおうえん」で、福島の橋本陽子さん発行のこどもたちの詩を集めた詩誌「青い窓」530号の、ふくしまの小学生の詩をとりあげています。彼はこどもの作品を詩作品として丁寧に鑑賞し批評し、彼らの成長を願い励ましつつ、子どもの詩に学ぶ、と記します。この言葉に私は深く共感します。
 詩は、詩人と自称する人や詩界という狭い集団の占有物などではありません。詩心は誰もが持っています。詩としてどのように発芽させるか、その表現方法もひとりひとり違う表情のように、とても多様で豊かなものです。
私もまた、頭でっかちの理知による言語操作だけの詩より、よほど子どもの詩のほうがゆたかで良い詩心を響かせていると、本心で感じ、考えている者です。良い批評です。

4. 女性的なもの、柔らかい詩、優しい詩への共感
 「静御前のうたが聴こえてくるまで」で、佐相さんは女性的なものが置かれてきた立場を歴史的に問い直しながら、共鳴する想いを記します。戦後の詩は硬質なもの、厳しいもの、いわゆる男性的なものだけを現代詩として、柔らかく、体温の伝わる、しみじみした、せつない詩を切り捨ててしまったのは、けして良いことではない。女性的なもの、命を感じとる詩の、現在における重要性を問いかけます。その通りだと私も考えています。
 静御前との心の交流を綴る文章はエッセイとしても味わい深く優れています。

 佐相さんの詩の批評が、共感力ゆたかな良いものであることが特徴的にわかる四点だけを二回に分けて挙げましたが、これ以外にも詩の豊かさを感じとれる詩想がこの詩論集には波打っています。
 詩に対する熱意に満ちたこの本の詩想に共感する人の輪がひろがり、詩の豊かな海へ出航するひとにとっての港となればよい、と私は願う者のひとりです。
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共感力ゆたかな詩の批評。佐相憲一『21世紀の詩想の港』(一)

 新しい詩とうたの本『こころうた こころ絵ほん』2012年3月11日発売。
 A5版並製192頁。好評予約受付中です。
 全国書店での注文。Amazonのネット注文。出版社イーフェニックスへの直接Fax(046-293-0109)。
 いづれの方法でも予約して頂けますと、発売日にお届けできます。
 詩集 こころうた こころ絵ほん

 今回は、私がこの本を通して作品で伝えたいと願っていることと木魂しあう詩想が書き記されている、試論集を2回に分けてみつめ、私の詩想を共鳴させます。
 詩書の出版社コールサック社で精力的に編集、批評、詩活動をされている詩人、佐相憲一さんの詩論集『21世紀の詩想の港』(2011年12月、コールサック社、2000円)です。

 400頁近いボーリュームのあるこの本には、詩についての考察、佐相さんご自身の生き様、多様な詩人、詩集、詩誌についての批評とエッセイが収録されていて、いろんな読み方ができる豊かなものです。
 私がこの詩論集の最も優れたところ、良さだと感じるのは次の点にあります。
 現在の日本の文化での詩の位置がほとんど無視されているか、一部の偏向した詩だけがマスコミと通じている枯れた状況を憂い、時に怒りつつ、けれどそこから語り出す彼の提言は、とても建設的で、多様な詩、詩人への共感力に満ちていて、詩が好きだ、詩が豊かになってほしいという思いが強く伝わってくることです。

今回はまず、この本が共感力ゆたかな詩の批評であることが最もよくあらわれでている「現代詩の新たな可能性をもとめて」と題する批評を通して考えます。

1.共感力ゆたかな建設的な提言
 佐相さんの提言の良さが光っていることを、裏返すと、現在までの著名な批評屋が閉鎖的で排他的で独善的で偏狭な楽屋裏の文章しか書かず詩を貧しくしてきた、と言えます。
「現代詩の新たな可能性をもとめて」で、佐相さんは、詩とは何か、と考えるとき、次の四つの立場が主流なものとしてある、それは、
  ①「詩とは感動である。」とする立場
  ②「詩とは批評性である」とする立場。
  ③「詩とはイメージである。」とする立場。
  ④「詩とは言語操作である。」とする立場。

 でも、これらは完全に切り分けることはできないこと、他の多様な捉え方もあることを、きちんと補記した上で、どの立場も間違ってはいない、と言います。どれも重要な詩の要素だ。それぞれの立場の詩が良い作品を生み出して、詩が豊かになればよい、という趣旨の共感性に満ちた、前向きな提言をします。私はとても良いと思います。
 私自身は、①の立場に主軸を置きつつ他の要素も併せ持ち表現するものですが、現在の詩壇、詩界と称されるところでの主張が④と③だけに偏向していて、それ以外は詩じゃないと驕り、感動や、批評性や、社会性を核とする詩は、劣ったものと見做すような傾向があることに、反論したい想いがあり、時に強く主張します。でもどれも詩を豊かにする要素で私自身の作品にもあり、詩がゆたかであるためには大切なものだと考えています。私があえてもう一つ強調するために付け加えるとしたら、⑤「詩は音楽、歌である」とする立場です。
 少なくとも詩を書き、詩が本当に好きな人なら、もっと豊かに伝えていくために、狭い世界でのいがみ合い、流派争いの繰り返しではなく、佐相さんの言葉に耳を傾けてほしいと感じます。

次回もこの詩論集を通して私の詩想を記します。
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tag : 詩人 詩論集 詩集 高畑耕治 佐相憲一

『こころうた こころ絵ほん』、高畑耕治詩集を出版します。

 『こころうた こころ絵ほん』、高畑耕治詩集を株式会社イーフェニックスから2012年3月11日に出版します。

 全9章収録作品総数63篇、192頁A5版並製、定価2100円予定(消費税込)と充実した内容の詩歌集とします。
 出版日には鎮魂の思いを込めました。完成をめざして現在出版社の方と頑張っています。

 書店注文、AmazonのWeb注文、図書館リクエストができますよう登録準備中です。完了しましたらご案内いたします。
 私の作品を本として手に取り読みたいと感じてくださる方は、ご購入して頂けますと、とても嬉しく思います。

 今回から発行までのしばらくの間、この新しい本についてより詳しい情報をお伝えしながら、同時に詩の出版について私が思うことを記していきます。
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tag : こころうた こころ絵ほん 詩歌 詩集 高畑耕治 3月11日 出版

新しい詩「記憶の肌着」を公開しました。

ホームページ『愛のうたの絵ほん』の「虹・新しい詩」に、新しい詩「記憶の肌着」を発表しました。

  詩「記憶の肌着」

お読み頂けたらとても嬉いです。
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tag : 高畑耕治 詩歌 詩人 詩集 うた 絵ほん

新しい詩「さくらゆき ゆめだるま」を公開しました

ホームページ『愛のうたの絵ほん』の「虹・新しい詩」に、新しい詩「さくらゆき ゆめだるま こころ絵ほん(きゅう)を発表しました。

  詩「さくらゆき ゆめだるま」

お読み頂けたらとても嬉しいです。
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愛(かな)しさ。草野心平(三)

 草野心平の詩集『第四の蛙』(1964年、61歳)から2回にわたり好きな詩を紹介し、詩想を記してきましたが、最終の今回は私が彼の詩の中でいちばん好きな「エレジー」を取りあげます。
 このブログのタイトルを『愛(かな)しい詩歌―高畑耕治の詩想』としたり、『愛(かな)』という詩集で「あとがき」に書きましたように、私は「愛(かな)しい」という言葉がとても好きで強い思い入れがあります。

 草野心平の蛙の詩がなぜ好きかと言うと、彼がその世界で、生きることの「愛(かな)しみ」を表現し感じとらせてくれるからです。
 うれしさと悲しさの溶け合い、ひとりでありつつひとりでないこと、「エレジー」ではあるもりあおがえるが、愛するかえる“くみーる”への鎮魂の思い、優しい語りかけをとおして、教えてくれます。

<草野心平の詩の引用>

  エレジー 
    あるもりあおがえるのこと


あいつはあの時。
(そうだ。もう六年も前のことになるのだが。)
あいつはあの時。
つぶやくように言ったっけ。
美しいわ。
と。
たった一と言。

水楢の枝にしゃがみこんで。
はっぱのしげみにお尻をのっけて。
そうしておれは。
あいつの三倍も小さくすすぼけた色をしてしびれていたが。
美しいわ? なに言ってんだいとぼんやりおれは。
おっぱい色のもやのなかでわらったものだ。
眩暈するほどの現実のなかで。
恍惚のなかで。

    けれどもどうやらはなしはちがってきた。
    六年もたったせいかおれの考えもちがってきた。

美しいわ。
あいつが死んでからあの時のあいつの一と言が。
音楽よりもかなしく強く。
いまはおれのからだのなかでさざなみになる。
美しいわ。
の一と言が。
どうしてだろう。かおも恍惚も忘れたのにどうしてだろう。
そのひとことだけが思いだされる。

    原始の林とあやめ。横倒しになった楡の古木が水に映るこんなしずかなすき透る沼から。よその土地の者
    等がやってきて。半分もの好きなアヴェックがあいつをバッグにつめこんで里に降りバスに乗って帰って
    ゆき。そうして裏の水溜りに放したそうだ。そうだということはおれたちの世界では電波みたいに分るの
    だ。それからあいつは鳴くことをやめ。あんなに好きなソプラノを遂いぞ歌わず。そうして生ぬるい泥っ
    ぽい水のなかでベロを出して陀仏ったそうだ。だれに出したベロ? そのベロ。
    そんなこともおれたちの世界では電波みたいに分ることだ。

オリーブ色のあいつの背中。
もうあの背中から夢はもうもうとたちのぼらない。
あいつの背中にかわる背中を。
おれはずいぶん経験した。
けれどもあの時の。
美しいわ。
そんな言葉はあの時がたった一度の経験だった。
恍惚をはぎとるようなそんな余計なたわ言を。
あのさなかに。
どうして言ったか。
おれは片方の眼だけひらいて。
なにほざいてんだと言おうとしたが。
言わずにひらいた眼もとじた。
その通りでそれはよかった。
それがおれには正しかった。
けれどもいまになっておれは切なく思うのだ。
黒い点々のいもりの腹にどれだけ毎年。
おれたちの子たちはのみこまれるか。
また里につれられてったあいつのように。
どれだけ毎年。
おとなも死ぬか。
美しいわ。
とあいつが言ったその時。
あいつのからだの中から千も二千ものあいつの子たちが。
おれたちの子たちが。
沸いていたのだ。
そうしておれとあいつの共同が。
水楢のはっぱに。
子たちを包んだ白いまぶしい泡のかたまりをつくっていたのだ。
恍惚よりもあいつはその時。
生むよろこびと。
そして生もうとする意志の愛(かな)しさを。
美しいわ。
といったにちがいないといまになっては思えるのだ。

ああ死んだくみーるよ
おれはいま。
くみーるよ。
おまえも知ってる北側のあの三本目の。沼につき出た太い水楢の枝の上から。
方々にぶらさがっている電気飴を眺めている。
さっきにわか雨があって。
いまは晴れ。
あやめの紫は炎に見える。
そよ風だよ。
くみーるよ。
お前が好きだったそよ風だよ。
こんな風景なら鈍感なおれにも美しい。
お前はこんな時には。
天からもらったソプラノで。
あの古風なホームスウィートホームをうたったものだ。
いまそよ風に。
われわれの百五十もの綿飴はかすかにゆれる。
美しいわ。
お前の言葉を思い出す。
お前の言葉はなんだか生きてるような思いがする。
お前の言葉はなんだかおれに勇気をくれる。

(ああ人の声。)

人間たちが登ってきた。
生ま木のステッキなどをふりながら……。
おれはしばらくぴったりここに。
動かずにいる。
じゃ。
さようなら。
くみーるよ。

さようなら。

<引用終わり>。

 初めてこの、あるかえるの、つぎの美しい詩句を読んだときから、かえるの言葉は私の心に響き続けています。
 「生むよろこびと。/そして生もうとする意志の愛(かな)しさを。/美しいわ。」

 詩の素晴らしさを教えてくれるつぎの暖かい詩句を、愛しあうふたりのかえるに、この「エレジー」という作品に、私の心に響かせふくらませ木霊にして返し、ともに響き、包み、守りたいと感じます。
 「お前の言葉はなんだか生きてるような思いがする。/お前の言葉はなんだかおれに勇気をくれる。」

 この回の最後に、草野心平の詩「エレジー」と、もっとも思いの深いところで木霊しあっている私の詩をここに響かせます。愛し合うかえるたちと、心を響かせあっているのは、愛し合うふたりのかげろうです。
  「かげろうの湖」(高畑耕治詩集『さようなら』から)。

出典:『草野心平詩集』(2010年、角川春樹事務所、ハルキ文庫)。

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